『節電戦隊!古い蛍光灯をカエルンジャー』

地域エネルギー政策プロジェクト スタート集会

 本日、「電気をカエル計画」代表の石井伸弘さんのお話をうかがいました。
タイトルは少しふざけているようですが、おお真面目な、“トクする節電”のお話です。

 原発が止まると夏の電力が不足する!と電力会社が脅しをかけていますが、全くの嘘っぱちです。データをもとに飯田哲也さんや田中優さんも「電気は足りる」とおっしゃっています。が、今夏“電力は充分に足りる”ことを証明できるかどうかが勝負!とのこと。

 各自治体でPPSの電力を安く買うことが進められていますが、すでにPPS電力の供給は頭打ちになっているそうです。

 そこで「電気をカエル計画」のオススメは、FLR2灯式蛍光灯を「反射板つきFHF 1灯式蛍光灯」に切り替えるだけで、なんと節電率が45〜47%! LEDの1/3程度の価格だから、節電分で、導入コストが4年程度で回収できちゃう! 蛍光灯が切れたときも、汎用品のHf蛍光管を1本交換すればいいだけだからお得!と、テンポの良い口調に参加者はうなずきながら聞きいってました。大和郡山市での取り組みが話題を呼んでいるそうです。まずは自治体から導入し、本丸は地域全体の“節電政策”、そして目標は「日本全体の電力消費を5%減らす」ことです。

 このほか、電気式エアコンをガスヒートポンプ式エアコン(GHP)に切り替えることで消費電力が約1/10になるなど、コストパフォーマンスと節電のお話が満載で、あっという間の2時間でした。

 休憩をはさんだ後、座間市民ネットからの発表。座間市庁舎と座間図書館の蛍光灯の現状を調査し、1灯式FHF蛍光灯に切り替えた場合の試算結果が報告されました。市庁舎のほうは、それほど効率がアップしない結果でしたが、図書館のほうは、設備が古いことと点灯時間が長いことで、かなり高い費用対効果が期待できそうです。石井さんからもアドバイスがあったので、さらに精度を高め、座間市へ提言していとのことです。石井さんから「この過程を皆さんで共有できたことは、とても意義があった」と座間の活動が評価され、各自治体でもエネルギー政策の提案をすすめていく大きな一歩になりました。

 (高津Weネット・加藤伸子)