「あきらめない!」ためのしくみを増やす -市立川崎高校 ぽちっとカフェ-

市立川崎高校(定時制)で行われている高校生の居場所、学習支援の場“ぽちっとカフェ”を訪ねました。毎週金曜日の17時~22時まで校舎入口のオープンなスペースを利用し、NPOによって運営されています。市立川崎高校の定時制は昼間部と夜間部があり、昼間部が終わる18時近くから生徒達が集まり賑わっていました。
川崎市内の市立高校5校の中途退学率(平成25年)は定時制10.5%、全日制0.8%と定時制がかなり高く、特に高校1年生の中途退学率は19.0%となっています。学校もこの「高1の壁」を乗り越えるために、少人数学習やキャリア教育など学習面、生活面で工夫されています。生徒が抱えている問題は様々です。友達と楽しく過ごせる場、相談できる大人がいる場の選択肢を増やし、学校生活が継続できる「あきらめない!」しくみが必要です。(三浦由里子)