川崎市、測定器の一般貸し出し決めた

ひとつ実を結んだ お母さんたちの声

 1月25日の川崎市議会総務委員会で審議され、「市民への放射線測定器無償貸与に関する請願」(請願第29号)が全会一致で採択されました。測定器の一般貸し出しを「条件が整い次第すみやかに」(市危機管理室)始めることが決まりました。導入数などについてはこれからです。

 請願を提出したのは、市民団体「子どもを放射能から守る会@川崎」。放射能のリスクを子どもたちに負わせたくない!と集まった子育て中のお母さん方が中心となって、なにもかも初めてながら署名を集め、請願書を作り、ロビー活動にもトライした成果と言えます。
 子守る会@川崎が提出したほかの請願4本については採択されなかったものの、小学校の修学旅行先の放射線量を独自に計測し、結果を保護者に伝えるということが決まり、また、モニタリングポストを中間地区に1か所増設して計3か所にすることも決まりました。

 市民からの請願はとても有効な手段だと思います。わたしたち市民が声をあげ、活動をすすめていけば、安心して暮らせる街に変えていけます。

(高津Weネット・加藤伸子)