川崎市 0.19マイクロシーベルトが除染の目安

川崎市は10月25日、局所的に放射線量の高い箇所(いわゆるホットスポット)への対応について次の3段階による対策を実施すると発表しました。

①毎時0.19を超え0.38マイクロシーベルト以下の場合
 天地返し、洗浄等、現地にて放射線量を下げる
 
②毎時0.38を超え1マイクロシーベルト未満の場合
 速やかに線源を除去する

③毎時1マイクロシーベルト以上の場合
 速やかに飛散防止・立入禁止措置を図り、
 線源を除去し、核種分析を行う

この決断は人々の安心感につながり、喜ばしいことと言えます。

さらに、市内学校施設等447施設の放射線量を、追跡調査するとのことです。
詳しくは川崎市のホームページをご覧ください。
http://www.city.kawasaki.jp/press/info20111025_17/index.html

高津Weネットは、今後も市民のみなさんと一緒に
子どもにとって危険な場所になっていないかどうか、
高津区内の空間放射線量を計測していきます。

(高津Weネット・加藤伸子)

↓以下、今朝の東京新聞の記事(2面)より引用します
川崎 除染毎時0.19マイクロシーベルト堅持
 地表5㌢測定も「東日本で最も厳格」

 政府が放射性物質の除染支援を「周辺よりも毎時1マイクロシーベルト以上高い場合」とし、環境省も重点調査の目安として同0.23マイクロシーベルトを示した中、川崎市の東日本大震災対策本部は25日、除染対応の目安毎時0.19マイクロシーベルトを堅持すると決めた。「東日本でも最も厳しいクラスの基準」としている。
 自治体の対応はさまざまで、豊島区や埼玉県川口市が同0.23マイクロシーベルト、練馬区も同0.24マイクロシーベルトと環境省の数値に近い。横浜市は同0.59マイクロシーベルトと高い。
 川崎市は測定する高さも地表5センチの値で対処する方針で、主流となっている地表1メートルより厳しい。阿部孝夫市長は「国の決める数値より厳しくきめ細かに対応し、市民の不安を解消する」と話している。