今回は川崎市内在住の親子十数組が参加。
多摩川。
ここから取った水を飲んでいるわけではありませんが、川崎市民にとってはとても身近な川。その源流を辿ろうというツアーでした。
私と息子(5歳)は、ツアーに参加することが決まってから、「たまがわ」という絵本を読んで予習。読み込んでいくうちに、多摩川の流れを辿るこのツアーがとても楽しみに。
山梨県小菅村までバスで行き、そこからのんびりと散策。辿り着いた多摩川の源流は、まさに清流という言葉がぴったりの、それはそれは美しい川でした。川から汲んだ水の美味しかったこと!
このちいさなきれいな流れが、わたしたちの住むすぐ近くを通って海に流れていくのかと思うと、感慨深いものがありました。
帰りは、小菅村から奥多摩へ抜け、ずっと川と共に下る道を走り、奥多摩湖で休憩。大きな湖を見て、息子が「ここ湖じゃないよ、海だよ!」と驚いていました。人造湖なんですけどね……。
そして、ダムがあるところには大概慰霊碑が建っているんですね。
私たちが今、何不自由なく使っている水道の水。どんな人たちの手で、どんな人たちの苦労に依って、あのちいさな流れからはじまった水が、我が家の蛇口から出てくるようになったのか。
ふとそんなことを考えるきっかけにもなったツアーでした。
(高津Weネット 小西麗奈)