川崎市生活自立・仕事相談センター「だいJOBセンター」を視察
川崎市では、一般会計の約 1 割にあたる 599 億円 (2014 年予算)が生活保護扶助費にあてられており、 2013 年から生活保護・自立支援対策に全市で取り組 んでいます。その自立支援対策の一つとして、ワンス トップで関係機関につなぐ総合相談窓口「だい JOB セ ンター」が 2013 年 12 月に開設しました。 生活保護を受給していない人が対象で、保護率の高 い川崎区・幸区の中間地点である川崎駅前の高層ビル の中にあります。開設半年で 400 人程度の相談があり、 年齢構成は 30 代・40 代で約半数、続いて 50 代・60 代の順となっています。相談内容も幅広く、精神健康・ 仕事・すまいと生活・法律などの専門家が対応してい ます。就労に関しては、ハローワークなど既存の支援 では自立が難しかった人の相談の対応も必要になって きます。市として、生活保護受給者も含めた就労準備 支援・中間的就労支援にどう取り組んでいくかが課題です。(三浦由里子)