1月30日の「平和と生活のつどい」に参加しました。
テーマ『川崎発 持続可能な社会へむけて、今できること』
26回目となる今回は、鎌仲ひとみ監督をお招きし、『ミツバチの羽音と地球の回転』という映画制作の過程報告として作られたビデオレター【ぶんぶん通信no.2】(63分)の上映から始まりました。
千年続く祭り「神舞」が継承される山口県祝島。対岸(3.5km)の上関原発の建設に伴う自然破壊の危機に、島の人々が27年前から反対を続けています。また、田ノ浦は生物多様性のホットスポット。破壊したら二度と取り戻すことはできない環境だと主張する海洋生物の専門家たち。鎌仲監督が現場で活動する様子など、とてもリアルに感じられました。絶滅が危惧されるスナメリ、カンムリウミスズメ、カサシャミセンなどが原告となって自然の権利訴訟も始まりました。また、祝島の外からサーファーやシーカヤッカーたちが集まり、海を愛する若者たちが行動を起こすユニークな活動を見て、楽しく「人に伝える」のにとても良いアイディアだと思いました。
http://888earth.net/dvd.html
上映の後、鎌仲ひとみ監督の基調講演をお聞きしました。鎌仲監督の作品では「六ヶ所村ラプソディー」をご存知の方も多いかと思いますが、六ヶ所再処理工場は膨大な放射能ゴミを抱えて大変危険な状態に陥っています。今、原発を失くそうと思っても100年かかるそうです。100年先の未来から見ると・・・今、何をやらなければならないかが分かる。鎌仲監督の、「誰がこの状況を変えるのか? それは私たち1人1人が責任を果たす。つまり市民として知るべき事を知り、発信し、選択することでしか変えることができないと思います。市民が社会を変える時代が始まろうとしています。」という言葉が印象的でした。
その後、「平和と生活のつどい」実行委員会を構成する団体からの発表を行いました。
・かわさき生活クラブ生協
・川崎市職員労働組合
・川崎市教職員組合
・川崎地方自治研究センター
・神奈川ネットワーク運動・川崎ブロック協議会
これから、ますます生活者・市民と自治体労働者のパートナーシップが重要になります。
持続可能な社会にむけて、今できることを、市民の責任として進めていかなくてはいけないと痛感しました。
(高津Weネット 加藤伸子)