実行委員の方から、「東日本大震災で被災した方々を思うと今回は自粛すべきではないかと思ったのですが、お祭りを楽しむこともチャリティにつながるという言葉に勇気づけられ、こうして開催することが出来ました。」とご挨拶がありました。
地域に必要なサービスを作ってきた福祉クラブ生協の皆さんの「たすけあい」のこころが、遠く福島や東北の方々に届くと良いなと思いました。来場者からの「東日本大震災救援支援金カンパ」もかなり集まっていたようです。
プログラムも多彩で、大塚太鼓の演舞、洗足学園の生演奏、大きな絵の紙芝居。各ブースではフリーマーケットのほか、平田牧場の焼きたてスペアリブやご飯類、地場野菜などの販売。ビンゴや子どもコーナーも充実していて、大人も子どもも笑顔で楽しそうに過ごしていました。
このように何気ない平和な日常が、東北で被災された方々にも近いうちに戻りますようにと願います。
高津Weネットでは、廃食油から作った石けん“きなりっこ”の販売と、
3・11の大地震で困ったことや気づいたことのアンケート協力をお願いし、会場の賑わいの中、足を止めて記入していただきました。
幸いにも高津区は大きな被害がなかったので、「被害はなかった」と答える方がほとんどでしたが、帰宅困難になったり家族との連絡がとれなかったり停電になって不安だった、という意見も聞かれました。
福祉クラブを利用している方々からは「福祉クラブに入っていて良かった」との声が寄せられたそうです。
今回のような大災害では「地域に住む人のお互い様のたすけあい」が「命を救う」ということを学ばせていただきました。
この経験を生かせるように、自分の住むこの高津区でも「たすけあい」のこころを広げていき、皆が力を合わせて行動できる体制にしていきたいと思いました。
(高津Weネット 加藤伸子)