排水溝で0.22 川崎市の対応は?

11月10日、市の職員が測定
11月10日、市の職員が測定
知人のBさんから放射線量を測ってほしいと依頼があったので、10月29日、Bさんの自宅の直近にある排水溝の蓋の上を測定したところ、0.22マイクロシーベルト/hを超えていました。Bさんの話によると、ゆるやかな坂になっているので雨が降るとよく冠水する場所とのこと。
Bさんが川崎市(総務局危機管理室)へ電話し、後日「11月10日に計測したいので立ちあってもらいたい」と連絡が入り、計測した私も立ちあうことになりました。持参した計測器(10月29日に使用した計測器)で測ったところ、0.16マイクロシーベルトに下がっていました。引き続き川崎市の計測器で測ってもらったところ、同じく0.16マイクロシーベルトでした。場所が宮前区菅生5丁目の路上ということで、宮前区道路公園センター整備課の職員が計測に来てくれましたが、毎時0.19マイクロシーベルト以下だったので職員の方々は退散。Bさんは「高くなくてよかった」と安心されたご様子でした。

この12日間には大雨もなく、なぜ低くなったのか分かりませんが、今回の件で放射線量は一定ではないのだということを実感いたしました。また、一般市民からの連絡でも、市は(市内447施設の放射線量を追跡測定している最中にもかかわらず)思いのほか早く動いてくれるということも分かりました。川崎市が除染の独自基準を設けたことは、市民の安心につながると思います。
神奈川ネットで統一して使っている計測器「Mr.Gamma」と、川崎市の計測器の数値がほぼ一致していると確認できたことも収穫でした。

今後も高津Weネットでは、市民の皆様と一緒に空間放射線量を測る活動をすすめていきます。

(高津Weネット・加藤伸子)