「あきらめない!」ためのしくみを増やす ②
川崎市では、生活困窮者自立支援法に基づく学習支援事業(任意事業)を市内8か所で生活保護世帯の中学生を対象に行われています。高津区内では、NPO法人フリースペースたまりばが「川崎市子ども夢パーク」の一室で週2回の学習支援を行っています。
生活困窮者自立支援法が施行されたことで、これまで月1回程度の不定期な支援しかできなかったものが、週2回の安定した支援ができるようになったとスタッフの方から話を伺いました。現在は17~18名が登録。中学1~2年の基礎学力を重視し、秋以降高校受験までは中学1~2年と中学3年を区切る対策をとっています。
また、この「川崎市子ども夢パーク」には、同法人が運営する不登校児のためのフリースクールもあり、不登校などの相談もでき、子どもの居場所となっています。しかし、高津区内に1か所で、どの地域からも通いやすい場所ではありません。子どもたちが将来を描いていくためにも、川崎市内の地域の状況を見て、広げていくべき支援です。
(三浦由里子)