川崎市平和無防備都市条例(案)に関する直接請求について

〜市民政策のひとつとしての「市民生活の安全保障」その後〜

川崎市内で今年4月から、川崎市平和無防備都市条例制定を求める直接請求運動が行われていました。

最大の理由はこの条例案が有事を想定していることで、高津Weネットとしては賛成できないとの見解を4月26日付けの活動報告でお知らせいたしました。
その後も署名活動は活発に展開され、3万筆以上集まり、今月7月22日から3日間、臨時総会が開催されることとなりました。
http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info1240/index.html
高津Weネットは、動向を見守っていきます。

改めてこの条例案を考えてみると、
「平和」という、本来誰しも求めてやまないもののはずなのに、
市民の思想を二分しようとするものとは、一体どういう活動なのなのだろうか?と、疑問に感じました。
大量のチラシや集会の開催・・・かなり積極的な署名活動は、本当に一市民同士が集まって展開しているものなのだろうか?とも。

また、内容を一つひとつ噛み砕いて読もうとすると、疑問点がいくつも出てきます。
例えば、万が一近隣の市町村で有事があった時には、川崎市も多大な被害を被ることは明らかで、そして一方で援助の入れない陸の孤島になることも、容易に連想できます。

それよりも、市民自治力を高め、ライフラインを始め自給率を高めることの方が、何よりも先決でしょう!

高津Weネットとして、改めて、平和政策をもっと主張しなければならないと、使命感を感じているところです。

《審議結果のご報告》

直接請求による川崎市平和無防備都市条例の制定請求は、平成20年第3回川崎市議会臨時会に付議され、審議の結果、賛成少数で原案は否決されました。
http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info1333/index.html

(高津Weネット きみ)