自助・共助の備えと市への提案を

  本日、防災連続講座を開催しました。
『かわさきで地震が起きたらどうなる?』
〜直下型地震がきて、あなたは10日間生き延びられるか〜
第1回「震災被災地での現実」
講師:杉野紀行さん(災害ボランティア)
主催:神奈川ネットワーク運動 川崎ブロック協議会

  川崎市の備蓄は少なく、「備蓄の食料と水が配られるのは、全壊か焼失した人だけ。半壊や、水が出ないというだけではもらえない」 「東京・横浜の救済が優先され、川崎全域が一時的に孤立することは確実」の話に会場が騒然。「都会ならではの問題で、たとえば火災が近所で起きても建物で見えないから逃げ遅れる」 「救急車など当てにできないので町内会・近所のつながりで怪我人を助けることになる」など、パワーポイントの映像で地震の怖さを再認識しました。 ほか、必ず準備しておきたい防災用品一覧を配布しました。

  参加者からは、災害弱者を守るにはどうすればよいのかという質問が出るなど、災害に対して意識が高いことがうかがわれました。その後、区ごとのグループに分かれ、各区の防災マップを配って意見交換をしました。各区に地域防災計画があることはあまり知られていません。区によって異なる災害について、みなさん真剣で話がつきませんでした。アンケートには、我が家の備蓄・防災用品が不充分である、家族と話し合ってみます、具体的な話が聞けて有意義だった、などと書いてくださいました。

  本日参加いただいた方々には、川崎ブロック「防災プロジェクト」に積極的にかかわっていただくように、ご連絡先もうかがいました。

  7月7日に第2回防災講座を開催し、今後も川崎市の防災について意識を高め、また、川崎市の防災計画を見直すなど、政策提案につなげていきたいと思います。

 (高津Weネット・加藤伸子)